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その後。 「手紙のアレ、何?」 炎天下の崖は早々に退散。 浜は美味しい匂いで一杯だ。 海の幸を堪能しながら聞かれた。 「演歌、気持ちを検索したら出た」 「人騒がせな歌だ」 「ふん」 調子っぱずれに歌い出す。 「どこへ~帰るの~」 「家だろ?」 「うるせ、情念なの」 「真夏に、寒い、が?」 せせら笑われた。

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