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第二章・13

 今度はこっちの番、とジンガラはこれまでとは違いじっくり腰を抜き差しし始めた。  狭い空間で許されるギリギリまで大きく引き抜き、思いきり叩き付ける。  そのたびに、先程漏らしたパッサカリアの淫液がぐちゅッ、と音を立てる。 「あ~、すっげえヤらしい音。最高~♪」 「……///」  パッサカリアはもう何も言えず、ただ頬を染めはぁはぁと喘いだ。  体内で、どんどん大きくなってゆくジンガラの分身。  硬いその先端が内壁にぶつかるたび、電流が走るような快感が身を襲う。 「イクよ。イッちゃうよ~」 「あッ、あッ、ジンガラ!」  ごりッ、と体内の奥深くまで貫き通され、ジンガラの精がパッサカリアの内に勢いよく渡された。 「あぁあ……」  うっとりとしたパッサカリアの声を耳に心地よく聴きながら、その柔肌に頬ずりする。  お前は俺のものだとマーキングする。  車内がむせ返るような牡の匂いで充満し、二人はしばらく抱き合ったまま眼を閉じて過ごした。

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