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亜利馬、それから4人の先輩たち・7

「いい眺めだな」  竜介が更に手にしたそれの動きを速め、空いた方の手で俺の肩──ではなく、俺とキスをする大雅の肩を抱き寄せる。つまりは竜介と大雅にサンドイッチされている状態だ。三人でぎゅっと密着して、上も下も気持ち良くなって…… 「んはぁっ、……や、大雅っ……」  更にシャツの中へ入ってきた大雅の指で乳首を軽く摘ままれ、転がされる。基本的に体温の低い大雅の指は冷たくて、少し触れられただけで驚くほど体が反応してしまった。 「亜利馬、可愛い」 「あ、う……。あっ、あぁっ……」  俺の頬にキスを繰り返していた大雅が、シャツを捲って露出した俺の乳首に唇を被せた。体温は低いのに舌だけは熱くて、とろけそうなほどに気持ち良い刺激が柔らかく俺を包み込む。 「や、やばい……くらい、最高……大雅っ、ぁ……」 「どうだ、イきそうか?」  乳首に感じる刺激は優しいのに、下半身はぐちゃぐちゃだ。俺の体液かローションか分からない透明の液体が隙間から漏れ、同時に、聞くだけで恥ずかしくなるような卑猥な音も絶えずそこから漏れ続けている。 「イ、イくかもです、……ふあ、……俺、あっ、……あぁ……」 「我慢しねえで出せよ」  竜介が俺のこめかみにキスをして、更に激しくそれを動かした。 「あっ、……あ、イく、イきそう、です……あ、出ちゃっ……ああぁっ」  大雅の舌と竜介の手、それから天使のア〇ルに扱かれるまま──俺は何の躊躇いもなくその中へと思い切り射精した。瞬間、体中からどっと汗が噴き出てくる。  心地好い虚脱感に襲われ、俺はぐったりと脚を開いた状態で背後のベッドに背中を預けた。 「はあぁ、……はぁ……」 「だいぶ具合良さそうだったな。どうだ、童貞捨てた気分は」 「最高、でしたけど……これって、童貞捨てたことになるんですかね……」  中に溜まった俺の精液を指でかき出しながら、竜介が冗談ぽく笑う。 「潤歩と穴兄弟だな」 「………」  仕事の疲れと射精の心地好さとで、俺はずるずると体を床に倒して……そのまま眠ってしまった。 「どうした、大雅。お前もまた興奮してきたか?」 「……竜介がこれ使ってるとこ、見たい」 「ああ、別にいいぞ。その後でお前が使うところも見せてくれるならな」  俺が寝ている間に、ベッドの上で竜介と大雅がイチャつき始めたけれど──とにかく眠くて眠くて、そのままそっとしておくことにした。  ──ていうか、練習用に買ったバイブ使ってない。そっちがメインのはずだったのになぁ。  ブレイズのメンバー達が相手だと、どうにもその場の楽しさ優先になってしまう。  もちろんそれが許される間柄だからこそ、俺達は上手くやっていけているのだけれど。 「竜介、亜利馬が起きちゃう……あっ」 「起きたら三人で風呂入るか。お前らまとめて全身洗ってやるぞ」 「ば、馬鹿、ぁ……あっ……」  俺は苦笑し、大雅の声を心地好い子守唄代わりにしながら再び目を閉じた。

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