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双子の日常①
「俺、クロちょーすき」
「……俺もシロ好きだよ」
今、会話してるのは双子の兄弟。一條木至朗丸と久朗丸。
シロの髪は真っ白で目が真っ赤。うさぎみたい。
クロも色は白いけど髪は黒い。目はちょっと碧っぽい灰色がかってる。
単純な話、シロクロのお父さんはアイルランド人で、シロは色素のなんかでメラニンたんなくて白い。
動物のアルビノと一緒。
ちっちゃいときは二人とも天使みたい。なんて言われてた。
今じゃお互いピコピコゲームしながら愛の告白。
お互い逆向いて床に寝転んでる。
シロの右足はクロの股間に、クロの右足はシロの股間に電気アンマみたいに挟まってる。
よく似た顔はしてるけど、シロはシロ。クロはクロ。
そのクロの足裏がすりりとシロの股間を強く擦った。
「んんっ」
指先ピコピコゲームしながらシロが唇を噛む。
唇噛みながらかくかくと腰揺さぶって自ら快楽を呼ぶ姿はまさに淫乱。シロの銀髪がふわふわ揺れる。
「っあっ!」
シロが更にクロの足裏に股間押し付けようとしたら、シロの足裏がクロの睾丸をすり潰し、クロの脳天、ビリビリ電気きた。
「クロ、クロ、俺今日クロに突っ込みたい」
甘ったれた声でシロが言う。
「やだ、俺が入れる」
クロも引かない。
「兄ちゃん命令」
「どっちが兄貴かなんて判らないだろ」
ふたりしてお互いの足裏に睾丸擦り付けながらいう台詞じゃない。ジーンズの中で膨らむ欲望はガクガクしながら腫れて膨らんで爆発するのを待ってる。
「じゃあ、ガマン大会ねー」
楽しそうに笑いながらシロは体を起こした。
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