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第十七章・14
ヴァフィちゃんのイヤは、イイってことだよね、などと軽口を叩きながら、ルドーニはヴァフィラの性器に悪戯をすることをやめない。
「あっ、あッ、ダメ。ホントに、もう……ッ!」
ひくり、と引き攣り、ヴァフィラは再び果てた。
はぁはぁと口で荒く息をするヴァフィラ。
その悩ましい表情がよく見えないのが残念だ。
薄絹のヴェールは、ルドーニにとっても邪魔者になってきた。
「ヴァフィラ、顔を見てもいい?」
「……何をいまさら」
震える声が、そそる。
ルドーニはヴァフィラと向き合うと、両手でそっと絹を外した。
二度も先に果てた後のヴァフィラの表情は、想像以上に……。
「エッチな顔、してるなぁ」
「他に言い様はないのか」
重い瞼、濡れた瞳。
熟れた厚ぼったい唇は薄く開かれ、奥には真紅の舌が見え隠れしている。
ルドーニはヴェールを全て剥いでしまうと、花嫁にするように大切に大切にヴァフィラに口づけた。
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