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第5話 ミツバチと変態紳士な先輩

 ※小スカ注意です  花の蜜を求めて飛ぶ蜜蜂は、そのお尻に持った針で近付く男達を刺して行く。  自分だけ甘くて美味しい蜜を吸うために、他人を蹴落としてでも花を独り占めして、子供みたいにしがみついて「離れたくない」と駄々をこねる。 「おかしいね。蜜羽と俺達は立場が逆だ。本当なら蜜羽の方が、甘い蜜を独り占めするために飛び回るべきなのに」 「え……? す、すいません先輩、全然聞いてませんでした……」  図書室で一人本を読んでいた蜜羽が、本から顔をあげて俺の顔を見た。いつ見ても愛らしい、大きな目にリンゴ色の頬。彼の全身から甘い蜜が溢れてくるところを想像すると、ゾクゾクしてみぞおちの辺りが震える。  俺は机の上に腰を下ろし、蜜羽の柔らかい髪をくしゃくしゃと撫でた。 「可愛いミツバチ。俺の蜜が欲しいかい?」 「えっと、……ここだと、誰か来るかも」 「大丈夫。元図書委員長の僕が人払いをしておいたから。休み時間に本を読みに来るような良い子なんて、君くらいだしね」  言いながら制服のファスナーを下ろすと、蜜羽がちらちらと恥ずかしそうに俺のそこを見ながら本にしおりを挟んだ。 「好きなだけ蜜を吸うといいよ」 「わ、……先輩、すっごい大きくなってます」 「口を開けて。先端を、少しだけ口に含んで……」  蜜羽の可愛い唇が俺のそこに近付いて行く。やっぱり、花の匂いを嗅いだだけでこんなにもいやらしい顔になってしまう蜜羽。そんな彼をこれから捕食しようとしている俺は、ミツバチの天敵でもあるスパイダーなのかもしれない。 「そうだよ、先端だけにキスをするみたく唇を押し付けて、少しずつ吸ってごらん。ストローでシェイクを飲む時みたいにね」 「ん、……ん」 「上手だよ、蜜羽」  ちゅうちゅうと音をたてて俺のペニスの先を吸っている蜜羽。伏せられた長い睫毛が美しく、時折強く吸おうとして頬をへこませるのが堪らなく可愛い。  俺は蜜羽の前髪をかき分けて頭を撫でながら、心地好さに吐息を漏らした。 「もっと頬張りたいか? 根元まで味わいたそうな顔になってるよ」 「ん……先輩、もっと欲しい……。先輩の美味しくて硬いおちんちん、根元までしゃぶりたい、です……」 「いいよ。好きなように味わいな」 「んんっ……」  蜜羽の小さな口が、ずぶずぶと俺のペニスを呑み込んで行く。熱くて狭く、ぬるついた柔らかい口の中……欲張りな舌が俺のペニスを舐め回し、更に濃い蜜を求めて吸い付いてくる。 「はあ、っ……上手いよ蜜羽、とろけてしまいそうだ……」 「ん、……先輩、……美味し……もっと」  頭を前後に振りながら、蜜羽の唇と舌が俺のそこを激しく扱く。咥えたまま体液を飲み込まれると、ペニスの先端が蜜羽の喉の奥に吸い込まれる感覚に包まれて最高に気持ち良い。 「……出すよ蜜羽、全部飲んでもいいからね、っ……」 「んっ、んん……! ん、ぅ……!」  射精の瞬間に蜜羽のとろけ顔を見ることができる、これだからフェラチオってやつは最高だ。 「はぁ……あ、……先輩。ありがとう……」 「いいんだよ蜜羽。……俺もお返ししないとね」 「ふあぁ……」  机に手をつかせて、蜜羽を立たせる。俺は机の下に潜り込んで彼のズボンと下着を脱がし、半勃ちで震える彼の可愛いペニスを下からすっぽりと咥え込んだ。 「あんっ、……先輩、先輩……! 気持ちいいっ、……あぁっ」  片足を椅子に乗せて大きく脚を開かせ、更に音をたてて激しく吸い上げる。少しの我慢もできない少年ミツバチは俺の口の中でとろとろと蜜を垂らし、無意識のうちに腰まで振っていた。 「蜜羽。もっと素直に感じてもいいんだよ」 「ふあっ、……お、俺……素直に、……あんっ、感じてますっ……」 「そうかな。まだまだ理性があるように見えるけど……」 「あぁっん……先輩、もっと気持ち良いの、欲しい……!」  俺の頑張りが足りないせいだったら申し訳ない。お詫びとして、俺はフリフリと振っている蜜羽の針無しのお尻に指を突き立てた。 「ひゃっ、――あん! い、一緒には、駄目ですっ……!」  可愛いペニスをしゃぶりながら、更にお尻の中まで指で弄る。これで少しは蜜羽も素直になってくれることだろう。 「せ、先輩っぃ、……熱い、……あぁっ、あ……!」 「どこが熱い? 言ってごらん……」 「お、おちんちん……と、お尻の、穴がっ……熱くて溶けそ……ですっ、ふあぁっ……」 「熱くなると、どうなっちゃうのかな……?」 「ん、ぁ……」  腰を引いた状態で蜜羽が俺へ視線を落とした。大きな目が涙で濡れている。頬は真っ赤で、涎も垂れ放題だ。 「言ってごらん。どうしたい……?」 「あ、う、……先輩……」 「ん?」 「お、俺……俺……」 「何だい?」  駄目押しに、蜜羽のペニスの先端をちろちろと舌で舐め刺激する。 「やあぁっ……! 先輩、……おしっこ出ちゃう!」  声を張り上げたのと同時に、蜜羽が豪快に失禁した。容赦なく俺の顔面に注がれる蜜羽の精液よりも恥ずかしい蜜――俺はそれを浴びながらうっとりと目を細めた。 「あ、ああ……先輩の顔に、……ごめんなさ、い……」 「いいんだよ、俺が強要したんだから……」 「あっ、だ、だめっ! 今ちんちん咥えたら駄目ですっ……んあぁ!」  ずっぽりと咥え込んだ一口サイズのペニスから、俺の口の中へ注がれて行く甘い蜜。俺は喉を鳴らしてそれを飲み込み、更に搾り取るように唇を窄めた。 「先輩っ、……やっ、やだ……!」  蜜羽が真っ赤になった顔を左右に振る。 「お、おしっこなんて、飲んだら駄目ですっ……!」 「……ん?」  更に尻の中を指でかき回すと、蜜羽が腰をくねらせて天井を仰いだ。蜜羽の下半身は汗と小水でびしょびしょだ。ちなみに俺の顔も。 「はぁ、はぁっ……」 「蜜羽、最後に俺の蜜をたっぷりと注いであげるよ。お尻からね」 「あ、……」  もう立っていられない蜜羽の体を抱き上げ、椅子に座った俺の上に跨らせた。上を向いた屹立の先端を蜜羽の入り口にあて、――一気に貫き、突き上げる。 「ああぁっ!」  どこもかしこも蕩けるほどなのに、蜜羽のここだけはキツく狭い。俺を締め付ける内壁は驚くほどに熱く、何本も咥え込んできたはずなのにまるで処女のようだ。 「最高だ、蜜羽……! いやらしく腰を振って、可愛いよ蜜羽……!」 「あんっ! あん、先輩……! 俺のお尻に、先輩のぶっとくて硬いのが、ズコズコ来てますっ……! おかしくなっちゃう……!」 「なっていいぞ蜜羽、好きなだけ尻を振って、また漏らしたいならこのまましてもいい」 「ああぁ……先輩っ、もっと突き上げて……! もっと激しく、もっと……!」  何度も何度も蜜羽の中を貫きながら、俺自身も快楽の海に呑み込まれて行く。俺は蜜羽のシャツを捲り上げ、その愛らしい乳首にむしゃぶりついた。 「はっ、あ、あぁん……!」 「蜜羽……! 乳首も甘くて最高だよ、蜜羽……!」 「先輩、もっと……! 全部気持ちいいの欲しいっ……」 「欲張りなミツバチだ……!」 「あぁっ――!」  貫きながら乳首を吸い上げ、腰を振る度に揺れる蜜羽のペニスを握り、激しく上下に擦る。そうすることで蜜羽の中がぎゅっと締まり、俺は眉間に皺を寄せて腰の動きを速めた。 「イくよ蜜羽、俺の濃厚な蜜を全部、お前の中で出すぞ……!」 「あぁっ、俺もイく……全部気持ち良くなってイッちゃう……!」 「一緒にイこう、蜜羽」 「ふ、あぁっ……あ、一緒に、ぃ……ああぁっ!」  ―――。 「はー、面白かった。次の話読もうっと」  読み終わった文庫本を傍らに置き、新しい本を開く蜜羽。 「………」 「………」  俺はその横顔をじっと見つめたまま、濡れた股間に手をあてた。 「えっと……あの、先輩。俺の顔、何か付いてますか……?」 「い、いや、別に何も……。構わず読書を続けてくれ」 「は、はい……。……?」  休み時間をフル活用して俺の妄想内で大暴れしてくれた蜜羽。愛しすぎて奥手過ぎて彼に手を出せない俺のような男は、こうして蜜羽を視姦して満足するしかない。 「……先輩?」 「あ、ああ……何だ」  蜜羽が唇の端を弛め、甘い蜜を求めるように舌なめずりをして言った。 「ここだと、誰か来るかも」 「っ……!?」  第五話・終

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