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第22話

 泉の先端から溢れ出した淫蜜を見た佐野は、体を起して彼を抱き上げた。 「今度は俺にやってくれ」 「ええっ!?」  泉の潤んだ瞳が、大きく見開かれる。  ちらりと黒崎の方を伺って、顔を手で覆ってしまった。 「恥ずかしい!」 「いまさら何だよ。仲直りだろ?」  泉の手を取り、佐野は自らの下肢へと導いた。 「ほら、ちゃんと握って。気持ち悦くしてくれよ、な?」 「うぅ……」  ぎゅうと目をつむった泉は、手にした佐野のものにそろそろと顔を近付け、口で咥えた。

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