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第23話

   ちゅぷぴちゃと、泉の唾液が立てる水音に、喘ぎが混じる。  施すことで昂ぶる気持ちを抑えきれずに、口で息を継ぐ泉の甘い息が漏れる。  その音に、黒崎の低い声が割って入った。 「どうだ、気分は」 「最高♪」  大きく硬く膨れ上がった、佐野のペニス。  背筋に、ぞくりと鳥肌が走った。  期待しているんだ、僕は。  黒崎さんに、見られているのに。  あぁ、これが。  これが……今から……。

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