24 / 33

第24話

 背けてしまった浩宇の頬に、天佑の大きな手のひらが触れて来た。 「好きなんだ、浩宇。だから、キスしてもいい?」 「天佑」  返事を待たずに、天佑は浩宇に口づけた。  口移しで渡される、濃厚な甘い香り。  それだけで、硬く勃ち上がった。  互いの服を解きながら、体中にキスを落とした。 天佑は浩宇に。  浩宇は天佑に。  互いを慈しみ、愛撫した。  すっかり素裸になる頃には、二人とも準備は整っていた。

ともだちにシェアしよう!