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第19話

「ね、先生。フェラってやつ、やってよ」  麻希はいつも、いい笑顔で爆弾発言をする。 「お、俺がか?」  男のものを咥えるなんて、初めてだ。  だが、逢瀬を重ねるたびに募っていく一真の麻希への想いは、そんな垣根など簡単に越えさせた。  一真はできるだけ、優しく。ふわりと麻希のペニスを掌で包み込んだ。 「あ……」  ぴくん、と跳ねる棒芯を指でなぞると、麻希は震え始めた。

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