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第28話
「え!?」
「先生の乳首ってこんなに可愛かったんですね」
「かっ、かわいいだなんて…それに、こんな時くらいは“先生”は止めてください…」
とても恥ずかしくて、由紀也は腕で顔を隠した。
すると、「ダメです」と言いながら安藤が腕を顔の上からどけたので、真っ赤になっている由紀也の顔を、彼の目が捉える。
「既に顔が真っ赤…。まだまだ序の口ですよ?」
「もう…僕いっぱいいっぱいなんですよ…」
由紀也がそう訴えると、安藤はふっと微笑んで由紀也の鼻の頭にキスをした。
「俺に、火を点けましたね?」
安藤は獰猛な獣のように目をギラつかせ、由紀也の胸にある尖りにむしゃぶりついた。
そして、空いているもう一方の突起は、手の指でこねるように弄られる。
「あっ、あぁ…」
安藤から与えられる快感に、由紀也は身悶えしながら耐えた。
そうしていると、安藤は身体を移動させ既に反応を示している由紀也のそこに手を触れた。
「もうこんなになってる…嬉しいですよ」
そこを緩くさすられると、もうどうにかなりそうだった。
「そこ…触らない、で…」
由紀也は身体を起こして腕を伸ばし、安藤を静止しようとしたが反対にその手をサラリと払われてしまった。
そして安藤は意地悪そうな目を向けてくる。
「それは、もっと触ってと言っているんですか??」
「へ?」
「俺を煽ってるようにしか聞こえないですよ?」
「そ、そんなつもりは…」
由紀也は慌てて訂正しようとしたが、「ちゃんと見せてください」と言いながら安藤は由紀也のズボンのベルトを起用に外し前を寛げ、下着から窮屈そうにしていたものを取り出した。その間も、由紀也は身をよじったりしながら抵抗をしたものの、それも無駄に終わってしまったのだった。
「ここも、やっぱり可愛い…」
感慨深げに言うと、安藤はしげしげと頭をもたげてきた猛りを見つめると、愛おしそうに撫で始めた。
「あっ、あぁっ、もうヤバい…」
ただ触られているだけなのに、もう絶頂が近い。熱くなりドクドクと脈を打ちながら、もう発散したいと言っているようだ。
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