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第一章・9
「タコパしよ~!」
ゴミや洗い物がすっかり片付けられたキッチンで、等が満面の笑みで迎えてくれた。
テーブルの真ん中に、たこ焼き器がどんと据えてある。
すでに焼き上がったたこ焼きがいくつか、蛍の皿に乗せてあった。
「たこ焼き、かぁ」
なるほど、これなら好きな分量だけ食べられる。
お腹が満ちたら、すぐに止められるのだ。
「でも、栄養のバランスはさほど良くないよね」
これまで完璧な仕事をこなしている等に、蛍はちょっぴり意地悪を言った。
「そう思うだろ? 食べてみてよ」
挑戦的な蛍の言葉に、これまた挑戦的な言葉を返してくる等。
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