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エピローグ・7
美味しいお茶を飲みながら、等は胸ポケットからカードを出した。
「さて、今回の関係はどうする?」
お馴染みの、カードだ。
そこには、やはりこうあった。
お父さん、幼馴染、兄、下僕、執事、友達、恋人……。
「ここには無いカードが欲しいな」
「?」
蛍は『恋人』のカードを裏返して、ペンでこう書いた。
『生涯のパートナー』
等はそれを見て、赤くなった。
そして両手で顔を一拭いすると、これまでで一番いい笑顔を作った。
「不束者ではありますが、よろしくお願いいたします!」
「等!」
期限なし、ビジネス抜きの、二人の関係がようやく始まった。
「ね、等。お茶が終わったら、出かけよう」
「どこへ?」
「婚約指輪、選びに行こう!」
「OK!」
晴れた空はどこまでも青く、二人の前途を祝っていた。
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