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「エロいな、その顔」  ぐっと押しこみながら腰を回されると強い快感が走り抜けて、祐樹の背がしなった。 「や、あっ…あ、いいっ……」  孝弘が強弱をつけて突き上げるたびにくちゅくちゅと濡れた音が響く。 「あー、まじでいきそう」  ため息のような声がして、律動がゆっくりになった。  スピードを落としてゆったりと奥まで入ってきて、ぎりぎりまで抜いていく。孝弘を離すまいと粘膜が引き止めるように絡みつき、祐樹はそのじれったい快感に身もだえた。  どこでそんな手管を覚えたんだろう。 「おれも、いきそう」  震える声で囁くと、孝弘が照れたように笑う。 「いいよ、好きな時にいって」 「嫌だ、もっとじっくりしたいのに」  そういいながらも、体は快楽を得ようと走り出す。 「俺も。でも祐樹がかわいすぎてダメだ」  笑ってキスをされた。  濃厚に口づけながら、つんと尖った乳首をこねられ、その刺激でまたいっそう甘い吐息をつく。  孝弘の限界も近いようで突き上げる動きが速くなり、何度も奥深くまで入りこまれて、息があがる。  ぎゅっと抱きつきながら、孝弘が好きだと胸がしぼられるように思う。  ここにいてくれてよかった。  こうして抱き合えて本当にうれしい。  目が覚めて本当によかった。  会いに来てくれてありがとう。  うれしかったよ、大好き。 「好き」  気持ちがこみ上げて思わず口走ると、力強く動いていた孝弘の表情が、苦笑にかわった。  祐樹からこんなに素直に言ったのは初めてだった。 「ここでそれ言う?」  大きく嘆息して、低い声で告げられた。 「うれしくて、かわいくて、めちゃくちゃにしたくなる」  ぐぐっと最奥を穿たれて、祐樹の背中がきれいなカーブを描く。 「あ、あっ、たかひ、ろ…、や、そこ、……いい、あ…っ、あ…」  抑えきれない高い声があがり、孝弘の力強い律動が続いて打ち付けられた。  どんどん体内に熱がこもって解放に向かってぎゅっと収縮を繰り返す。  とろとろに濡れた性器を握って擦られて、一気に限界まで引き上げられた。 「あ、たか、ひろっ…」 「祐樹、好きだよ」  低い声でささやかれ、ふたりでほぼ同時に熱を放った。

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