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みんなでお風呂編 2

 ~白ママ・回想中~ 「じゃ、服を脱ごうな。お手々バンザイして~」 「「「あ~い!!!」」」  子供たちの着ている服を全部脱がせた後、俺と悠壱さんも服を脱いで三人を抱えてお風呂場に入ったんだ。子供たちも入るから普段よりぬるめの温度に設定してな。 「熱くない? 大丈夫?」 「だいじょうぶ~。ママ」 「にいちゃ……ぼくもだっこ……」 「ふぇ~!! ママ~!!」  露草を抱えていた俺に、悠壱さんが抱えていた椿木と菖蒲君がぐずりだしてね……いや、大変だったわ。 「わかった。順番こだよ。十、数えたら交替な」  そんで、ローテーションしてたんだけど……露草は悠壱さんと入れたことが嬉しかったのかな。すごく喜んでたよ。 「パパ~。だっこ~」 「しているでしょう」 「みんなで入ると楽しいな~」 「「「うん!」」」 「悠壱さんは? 楽しくない?」 「別に」  で、しばらく適当に歌を歌いながらみんなで入ってたんだけど……椿木が。 「ママ……」 「どうした? 椿木。もう出る?」 「………………おっぱい」 「は!?」  二歳だから、もうミルクは卒業してたはずなんだけど、椿木ってば甘えん坊だからさ。でも風呂でいきなりミルクを欲しがるもんだから驚いちゃったよ。俺が女性ならあげることもできたんだろうけど……男だからね~。  すぐに風呂から出てミルクを用意しようとしたんだけど、待ちきれなかったのか椿木が…… 「ママのおっぱい……ん……」 「え゛!? ちょ、ちょっとま……ぁっ……」  俺の胸に吸い付いてくるもんだからびっくりしたよ。多分他のお母さんのを見て俺も乳が出ると思ってたんだな。 「つば……んっ……」 「にいちゃ……ぼくもおっぱい……」 「はい!?」  その後、椿木の行動を見て釣られてしまったのか、菖蒲君まで欲しがるもんだから驚きも二倍だわ。二人して吸い付いてきてさ。大変だったんだ。 「ふ、二人とも……出ないからっ……落ち着こう!?」 「ん……ママ……だして……ちゅうちゅう」 「にいちゃ……、ちゅう……」 「……んっ、ちょ、無理っ……ぁっ……」  で、どうやって引き離そうかと考えてたときに…… 「ちゅ……、ママぁ……ふえ!?」 「にいちゃ……、ひゃあ!?」 「ん……あれ? 悠壱さん?」  いつの間にか湯船の外に出してた露草の隣に、悠壱さんが椿木と菖蒲君を置いたんだ。  ようやく引き離せたことについては安心したんだけど…… 「ゆ、悠壱さん? 顔が恐いんだけど……」 「子供だからと油断していました。まさかお前に痕までつけるとは……」  まぁ吸いついていたわけだからな。キスマークが残っちゃったんだよね。 「あの……みんな見てるんだけど……」 「あなたたちに教えてあげましょうか? コレのミルクが出るところを。その出し方まで……」 「は!? ちょ、ちょっとまっ……、悠壱さん! 落ちつこう!? やめっ、ちょおっ!?」

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