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仲の良い友人たち5,6人と新年会をやった日 政実の家の近くにある、馴染みの居酒屋で 飲んで、カラオケに移動して騒ぎ。 そのまま政実の家に泊まった。 俺だけじゃない2人の友人も一緒だ。 珍しい事じゃなかった。 朝、目を開けると、村山という友達が まじまじと俺の事を眺めていた。 「何だよ」 俺がうるさそうに言うと、村山が、あごめんと 言って離れる。 「いや、お前ら…ついに昨日やったんか? ってゆう格好で寝てるから」 「は…?」 俺は政実のベッドで、政実の腕枕で寝ていた。 ガッツリ足まで絡ませて。 「ぁぁ…やったかもな…ってゆうかやってた?」 俺はいつものように平然と、冗談を言いながら 起き上がった。 内心では、うわぁ!と叫んで飛び降りたい 思いだったけど…。 「まぁ残念ながらそんな面白いものは 見れなかったよ」 村山は俺たちの寝ているベッドのすぐ下に 敷かれた布団で寝ていた。 「…昨日ネギめっちゃ重かった~」 政実もアクビをしながら目を覚まして言った。 「いや、昨日寒かったんだ おまえが布団取るから…」 適当な言い訳をする。 「しかしあれだな、政実もよく平然と寝れるな 俺だったらムラムラして寝れね~」 村山が笑いながら言うのを、お茶を飲みながら あえて聞き流す。 「ネギ気を付けないと、村山に襲われるよ」 「おぉ、気を付けるわ」 俺は無表情で答えた。これ以上この話を 膨らませたくなかったから興味のない顔で テレビをつけた。 「村山そっち経験あるの?」 政実が嫌な方に話を掘り下げていく。 俺はドキドキしながらテレビだけを見つめた。 「無いけどさ、俺いけるな、多分。 相手によるけど」 「へぇ~まじで? 俺は今のところ無いな~ おっぱいないと、Ω相手でもそんな気にならない」 「だろうな~ じゃなきゃネギとそんな くっついて寝れねーよ」 村山が、ガハハハと大声で笑った。 俺は聞かなかったふりでテレビを 見つめ続けた。 ー 知ってる。そんなの知ってるよ。 今さら別に傷つきもしない。

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