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生意気なあとがき
「恋というものは」─はじめての巣作り─の読了、ありがとうございました。
巣作りと絡めてストーリーを進めてみましたが、いかがだったでしょうか…。
BLを嗜む皆様にとって、今回の短編(?)ではオメガバという設定における巣作りの良さがあまりお伝え出来なかったのではないかと、書き終わってから少々不安に駆られております。
潤と天にはこれが精一杯かな、という気もしなくもないですが…作者としましては、続きを書くことが出来ただけで嬉しかったりします。
この二人は本編であまりイチャつかせてあげられなかった分、最後(番うところ)まで責任持って書いてあげたい気持ちが強いです。
今回の大筋は 天・発情期とはじめての巣作り、潤・一つ目の難関をクリア でした。
そうです、お気付きの通り〝一つ目〟なんです。
一筋縄ではいかない親の反発という壁が、二人の前には高くそびえ立っています。
リアルでもそういう経験をした方が居られるのではないでしょうか?
愛し合う二人の気持ちだけではどうにも出来ない、だからと言って無下にも出来ない家族との縁。
潤と天は立ち向かう選択をしましたが、特に天は要所要所で逃げたくなる気持ちが芽生えてしまいます。
それも仕方が無い事だと思うのです。
決して心が弱いわけではなく、天はその性別上卑屈にならざるを得なく、潤を思うがゆえに何が最良の選択かを年上らしく考えます。
何があっても、天の〝最良の選択〟を潤は許しませんが。笑
最終ページの「To Be Continued...」、お気付きになられましたでしょうか。
はい、この後も二人のまったりオメガバストーリーは続きます。
……が、また少し連載開始までお時間を頂戴します。
再開の際はブログにてお知らせさせてください。
次回の連載は、今回のような短編扱いではなくきちんと書いてみようと思っています。
もしかすると、新作(続編)として公開するかもしれません。(『完結』を押したい病)
まだ本当に、どうしようかと模索中なので何とも言えませんが…続きはあります、とだけお伝えしておきます。
20話完結だったものが2話プラスされ、ていうか短編じゃなくない?論争が始まってもおかしくない「はじめての巣作り」、読んでいただき誠にありがとうございました。
リアクションやコメント、いつも本当に励みになっています。
自作の中でも潤天は二人ともが愛されている珍しい作品なので、読者様からの叱咤激励を受け止めつつ、必ずや幸せにしてみせます故、次回連載時もぜひ遊びに来てくださいませ(*^^*)
それでは、また次回。
「愛がなければ僕たちは」にて。
2021/12/10 須藤慎弥
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