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第6話

ハヤトside 「京極ハヤト!!!」 つるんでる鉄君にタバコを買いに行ったんだけど 「君、未成年だよね?」 としつこく店員に粘られ 面倒になったので 逃げるついでにリーマンからタバコぱくってきた矢先 「コイツ、知り合い?」 うわー鉄ちゃんニコチン切れてるから 更に機嫌悪いよー何だよお前... 「知るわけないじゃーん笑笑」 一瞥して鼻で笑うと 向こうは一瞬こめかみがピクリとした後 ゆっくり息を吐いた。 「俺は京極くんのクラスメイトで..」 クラスメイト?あー初日だけ行ったときに こんな顔いたような?いなかったような? ちょっとからかってやろう 「うちの校則って確かバイト禁止だよね」 校則は破ったら理由の如何を問わず停学晒し首 内申にも響くんだよね 「しかも割と怪しいこんな店でな」 周りを見渡せば ガラの悪い輩や怪しげな雰囲気の男女が 健全な場では無いことを物語っている。 名門校の生徒が出入りして良い場ではないだろう。 「パパにあることないこと言っちゃおー」 こう言えば皆顔青くして面白いんだよね ほーら鏑木君も顔をさっと青くして 「..がほし..」 「え?何か言ったの?」 聞き返すと鏑木君は俺の腕を引っ張って 耳もとで「頼む。何が欲しい?」 と震える声で伺ってきた。

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