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つぐみは肩で息をしながら、目の前の周の身体をギュッと抱き締めた。高い体温が伝わってくる。
「はあ、はあ……、俺、周さんと、はあ、一緒にいけて……っ、すごい嬉しいっ」
「ふっ、そうか……」
つぐみの喜びように周の胸も満たされる。
息を整えつつ、その頭を撫でてやると、つぐみが腕を緩めた。
「あ、周さんのが、俺のパジャマにかかってる!」
つぐみは愛おしそうに周の白濁がかかった自身のパジャマを見下ろした。
「あ、悪い。今日はみぃが洗濯当番だよな? 俺のも、みぃのが付いてるから、一緒に洗っといてくれ」
「うん。でも……勿体ないから、洗わずにとっとこうかな……、ああっ、何すんだよっ、周さん!」
とんでもないことを言い出すつぐみの身体から、周はパジャマを剥ぎ取ろうとする。
「今日は洗濯当番、代わってやる」
「いやっ、いい! 俺がやるから!」
「いーや、おまえは何するかわからんからな」
パジャマに手を掛けたまま、眇めた目でつぐみを見据える。
「ちゃんと洗うって……」
するとつぐみは観念したかのように唇を尖らせた。
「あーあ、せっかくの、周さんの……」
だが、パジャマを見下ろしたまま至極残念そうに深い溜息を吐く。
その表情に周の心がチクリと痛んだ。
「……また、やればいいだろ」
「え……?」
「だから、また一緒にやればいいだろ?」
パジャマから手を離し、首筋を掻きながらそう言ってやると、つぐみの顔がパアッと晴れ渡った。
「やった!! 絶対だよ!? 周さん、大好き!!」
周は喜びいっぱいのつぐみにまた強く抱き締められる。
……なんだか、どんどんつぐみのペースに嵌められてる気がする……。
爽やかな朝の光が差し込んできた窓辺に向かって、今度は周が深い溜息を吐いた。
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