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2話

学校に着いた僕は下駄箱で鞄を開けた。 「えっと...まずはこれでしょ?」 「何やってんだ?」 「ううん!何でもない!教室行こ!」 まずは1つ目の準備。 教室に入った僕たちは席に座った。 1時間目は現代文 2時間目は数Ⅰ 3時間目は英語 4時間目は日本史 と順調に進んでいった... 4時間目の授業を終え、僕たちは食堂に来た。 九条学園の食堂は普通とは違う。 三ツ星シェフがいて、高級料理が食べれて、 まぁ、通ってるのがお金持ちだからこれが 普通なのかもしれないけど... 食費が高すぎて僕には遠い存在... 「やっぱ、何回みても慣れないや...」 「羽瑠、そんな来たことあるのか?」 「え?あ、いや、オープンキャンパスとか 説明会とかで何回か入ったから...かな?」 翔の耳の良さには困る。 呟いたつもりだったのに。危ない、危ない。 「ふーん。とりあえず飯食おうぜ! 午前中に頭使いすぎて、 腹が減ってしょうがねぇ...。」 「よく言うよ。寝てたくせに笑」 「うるせー、俺だってちゃんと学習してたさ! 睡・眠・学・習!!」 「はいはい。 聞き飽きたから、ご飯買ってきなよ。」 「聞き飽きたとか言うなし笑 羽瑠はハンバーグとオムライス どっちがいい?」 「僕はオムライスが好きだけど...」 「おし!今日はオムライスにするか!」 そう言って、翔はオムライスを買いに行った。 1人になった僕は先にお弁当を広げた。 《何ですかあれ...笑》 《みすぼらしいわね笑》 《庶民にここの飯は合わないのでしょう?笑》 また聞こえる嫌な声。 僕は開けたばかりの蓋を閉じようとした... 「お、やっぱり羽瑠ん家の弁当は上手そうだな」 オムライスを持った翔が帰ってきた。 「そんなことないよ...。 こんなの食べてるの僕ぐらいだし...。」 「羽瑠の母さんが作ってくれた物を こんなのって言うな。 失礼だろ?」 「...ごめん。 間違ったこと言った...。」 「間違いすぎだ...ってことで1つくれ!」 「え?...フフッ。ってことでじゃないよ笑 コホン。翔坊ちゃまのお口には合わないと思いますよ?」 「羽瑠?グーかパー選ばせてやる。」 「暴力で解決するのは良くないと思います汗」 「「...ハハッ」」 お昼を食べ終えたあと、5時間目の授業が 選択授業で翔とは違かったから、食堂で別れた。

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