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短編4 [教師×生徒]

受け 西宮 舞都(にしみやまいと 高校生。祐希が好き。 攻め 赤端 祐希 (あかはしゆうき 教師。舞都が好き。 「さようなら。」 先生が他の人に笑顔で言う。ちょっと嫉妬もするけど、我慢。今はまだ我慢。 「舞都くん、さようなら。気をつけてね。」 「先生…さようなら。」 先生は僕に笑顔で言ってくれた。でも笑顔は他の人と違った。少し心配そうな、円満の笑み。それは僕だけに向けられた。それが嬉しくて、口元が緩む。早く2人だけになりたい。僕は早足で、家に帰った。 「ただいまー…」 誰も居ないけど…。ちらりと時計を見る。そろそろ定時かな…てことは後15分ぐらいか…。 制服のまま、課題を始める。あの人は僕が制服を着ていると凄く褒めてくれるから好き。 「もうそろそろだな…」 僕は立ち上がって、玄関に向かう。1分後、扉が開く。 「舞都ただいま!」 いつもの如く、抱きしめられる。 「おかえり。祐希さん。」 僕達は付き合ってない。完璧僕の片想い。なのに。こういう事ばっかりするから、期待しちゃうんだ。 「舞都?どうした?体調悪い?」 「大丈夫。考え事してただけ。お風呂やってくる。」 「今日も一緒に入ろうね。」 「わかった…」 なんで期待しちゃうような事ばっかりするんだろう。先生…。祐希さん…。好き…なんて素直に言いたいけど…僕達は先生と生徒。言えるはずもない。

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