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右側の乳首にローターを押し付けたまま、反対側の乳首に吸い付き、歯で甘噛みしながら舌先でチロチロと突起を舐める。 そして噛んだまま思い切り引っ張ってみた。 「ひぃ、あぁっ…さかきばら、イくぅっ…あっ…!」 「本当に乳首だけてイったのか」 すると田渕はぐっと胸を反らしてビクンビクンと痙攣すると、床にぱたりと力なく落ちた。 下半身を見れば股間の所だけ色が変わっていて、どうやら本当に乳首だけて達してしまった様だ。 「っう、ふ…今日のさかきばらは…嫌いだぁ…ひぐ…」 「ちょ、おい、泣くなよ」 すると半泣きだった田渕はとうとう泣き出してしまった。 それには流石の俺も焦り、仕方なくえぐえぐと泣きじゃくる田渕を抱っこする。 「少し虐めただけだろ?」 「っふ、俺は…榊原とエッチがしたいんだよぉ…ひっ、ぐす」 「なんでだよ」 田渕は鼻を鳴らしながらぎゅっと俺にしがみ付く。 俺はあやす様に背中をぽんぽんと叩き、どうした物かと溜め息を吐いてしまう。 ノンケの俺とどうしてそんなにヤりたいのかさっぱり分からないんだが。 「っふ、何でって、榊原エッチ…上手いんだろ?」 「上手いつか、慣れてるだけだ」 背中をゆっくりと擦ってやれば、ようやく落ち着いた田渕がパッと顔を上げた。 さっきまでべそべそ泣いてたくせに、今度は自信満々な顔をしている。 「こうなったら、俺が榊原を抱いてやる」 「は?」 何ほざいてるんだコイツは。 「榊原のアナルを開発すれば、榊原も俺達の仲間入り間違いなしだ!」 「ふざけんな、誰が開発するか」 「安心しろ榊原。俺はタチも上手い!」 俺、友達にする奴間違えたかも。

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