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「っは、は…永野…」 「ッ、あ、う…」 どのくらいの時間が経ったのだろう。その位、俺達は時間を忘れ行為を続けていた。 もうお互いに精液は出し尽くし、既に何度も空イきしてる状態。 永野に至っては身体を痙攣させて、もう意識もままなっていない。 「永野…平気か…?」 「…う、…は、あ…」 永野が楽になるように仰向けになり、永野に声をかける。 完全に脱力した永野は、頬を俺の胸元に寄せながら、ピクピクと身体を痙攣させていた。 あまりのいやらしいその姿に、俺は永野の尻をぐにっと両手で掴み、思い切り引き寄せた。 「あっ、くっ…」 「あぅっーー…!!」 すると永野は思い切り背中を逸らして大きく跳ね上がると、とうとう意識を飛ばしてしまった。 そして俺も、最後の永野の締め付けに耐え切れず、残り少ない少量の精液を吐き出すと、必死に保っていた意識が途切れた。 **** 「お前らさ、流石にヤり過ぎだろ」 「誰が始末してやったと思ってる」 「す、すみません…」 暫くして意識が戻った時、目の前には大層ご立腹の様子の榊原と神崎。 自分達の姿を見ると、どうやらドロドロだった身体を後始末してくれていた様だ。 永野は今だにぐっすりと眠っていたが、タオルで拭いてくれていたらしい。後始末も俺がしてあげたかったけど、流石にそんな余裕はなかった。 「それにしても、やっと二人は恋人同士になったんだな!おめでとう!」 「た、田渕!ありがとうな!」 田渕はそんな俺等を笑顔で祝福してくれた。思わず泣きそうになる俺。 「バカップルの誕生か。あんま俺の前でイチャついてたりしたら永野の事犯すからな」 「やめて冗談に聞こえない!」 バリネコな筈なのに、あまりにも現実味溢れる言葉。藍堂ならやり兼ねない! 「もう俺らに迷惑掛けんじゃねぇよ」 「本当御迷惑をお掛けしました…」 本当榊原には、今度何かお礼をしなきゃ。 みんなの言葉に一喜一憂しながら、本当に永野と付き合えたんだと再び実感する。 「久我、良かったな」 「か、がみざぎいいいいい」 そしてトドメの神崎の一言に俺はたまらず涙腺崩壊。 神崎は一番初めに相談に乗ってくれたんだ。そんな神崎にそんな事言われたら、泣くに決まってる。 「ちょ、泣いてるし」 「久我、今日は思いっきり泣け!」 「久我うぜぇ」 「ヘタレは相変わらずか」 みんな、冷たいなんて思ってごめん。口は悪いけど、何だかんだこうやって俺と一緒に居てくれるんだ。 そんなみんなが大好きだ。

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