128 / 135
12
「ん、んん…はぁっ、ぅ…」
「はぁっ、ん、ン、はっ」
お互いに貪る様な荒い口付けを交わし、俺はもう頭が真っ白だ。
あの榊原が、こんな風に俺に突っ込まれながら喘いでる。
こんなの、理性なんて保てる訳が無い!
「っん、はぁ…も、無理…たぶちっ、んっ、ぁう」
「ぁっ、は…俺も、出して、良いか…?」
「…良い、から…早く、イけ、よ…っあぁ、あっ」
しがみ付いて来る榊原に許可を貰えば、俺はもう一度榊原に口付けながら腰をバチュバチュと打ち付け、ゴツンっと最奥を突き上げると榊原のアナルが一層締まり、俺は我慢出来ずに精液を吐き出した。
余りの気持ち良さに目の前がチカチカと霞む。このまま飛びそうだ。でもまだ榊原が。
「っは、ぁ…ごめん、榊原…今、イかせてや…」
「…はっ、はぁ、ぁ…」
「あれ…榊原も、イったのか?」
「………はぁ、も、分かんねぇよ…」
榊原のちんこに手を伸ばすと、既にだらりと萎えて居た。
ちんこは精液でドロドロで、確かにイっていた。
****
「さ、榊原…気持ち良かったか?」
「……なんかもう、これ以上失う物なんてねぇってくらいの喪失感だな」
恐る恐る問い掛けると、榊原はボソリとそう吐き捨てた。
そんな榊原に今更ながら、無理矢理突っ込んでしまった事に後悔が襲ってくる。
ここは土下座の一つでもしないと、もしかしたら別れるなんて事に!!
「す、すまない!あまりにも榊原がエロくて…理性ぶっ飛んでしまった…」
「…あんなバリタチみてぇなお前、初めて見た…」
「榊原は、バリネコみたいだったな!」
「あ?」
「じ、冗談だ!」
「まぁ、でも…」
「?」
「…たまには、悪くねぇかもな」
「え?」
「っ、だから…悪くは、無かった。実際、アナルに突っ込まれても萎えなかったしな…」
「さ、榊原!!」
「とりあえず、もう一回抱かせろ」
「喜んで!!」
格好良い榊原も、可愛い榊原も大好きだ!
ともだちにシェアしよう!