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第七章・6
「んッ! ふぅ、んッ。んぅんんッ!」
ねっとりと絡みつく瑞の舌が、途方もなく心地いい。
「ああ、ダメだ。出そうだ」
「ッは。出して、ください。んんぅッ!」
本気か?
私のものを、飲むつもりか。
試すつもりで、誠は喉奥へペニスを送った。
柔らかな瑞樹のそこは、何のためらいもなく受け入れて来る。
誠は、身体を自然に任せた。
熱い塊が、せり上がって来る。
そのまま、瑞樹の咥内に射精した。
「んんぁ! ん、くッ。んぅんん!」
甘苦い、誠の味。
喉を鳴らして、瑞樹はそれを飲んだ。
(あぁ、凄い。叶さん、こんなにいっぱい……)
そこまで彼を追い詰めたのだ、という悦びが瑞樹の胸を浸していた。
ぺろぺろと舌を使って誠のものを清めた後、瑞樹は彼を見上げて微笑んだ。
「どうでしたかぁ? 気持ち、悦かったですか?」
「まいったな」
では次は、お返しをしなくてはな。
誠は瑞樹をベッドに上げると、腹這いにして腰を高く上げさせた。
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