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ちょっと強気な子羊ちゃん 9話

我慢しようとしてたけれど、照哉の中は気持ち良いしきゅうきゅうに締め付けてくるので結果、「イク……」と照哉の中出してしまった。 自分が突っ込まれた時の気持ち良さと自分が突っ込んだ時の気持ち良さは違うのだとたった今知った。 照哉は奥に熱いものを感じ、東雲がぶるっと痙攣したように身体を動かしたので果てたのだと分かる。 しかも、頬が紅くて、イッてしまった申し訳なさそうな顔が可愛く見える。 「すみません……イッちゃいました」 照れたようなしょんぼりしたような顔。 「なんか、すげえ可愛い」 「えっ?何がですか?」 「イッた時の顔と謝ってるとこ」 ふふっと笑う照哉。 「だって、照哉さんはもっと長く気持ち良くしてくれるのに……凄く早くイッちゃって……すみません、こういうのとか初めてで」 さらにしょんぼりとした表情で謝る東雲。怒られた小さな子供のようだ。 「やっぱ、すげえ可愛い……俺が初めてっていうのも嬉しいし」 照哉は東雲に抱き着くと耳元で「俺イッてないから東雲の中でいかせてよ」と囁く。 確かに照哉は今のSEXで果てていないからいかせてあげたいのだが、イッたばかりの東雲にはキツイかも。 でも「いいですよ」と返事をした。 「じゃあ、逆転な!」 照哉は自分で東雲のを抜くと彼を組み敷いた。 可愛い東雲を見た後だし、充分に興奮していたのでカチカチな照哉のモノを東雲の中に挿れた。 「てるや……さ……」 照哉の下で艶っぽい声を出す東雲。 「じゃあ遠慮なく」 照哉は容赦なく東雲を突くのだった。 ◆◆◆◆ 「薫ちゃん、もうやだあ!」 灯の声が部屋に響く。 パンパンと激しく肌がぶつかる音も同時に響く。 かなり興奮している会長は何度も灯を抱いているのだ。抱かれている照哉を見たせいだ。 照哉が抱く分にはなんとも思わないが相手が東雲だし。でも、抱かれるのはモヤモヤするし、嫉妬もする。 相手が東雲でも嫉妬してしまう。 帰ったら両方ともお仕置きとして犯してやろうと考える。 照哉の前で東雲を抱いても東雲の前で照哉を抱いてもどちらとも自分得で2人を自分好みに仕込んで3Pするのもいいなとワクワクしてしまっている。 会長のそんな思惑を知らない照哉と東雲は画面の中で2人同時に果てていた。 ◆◆◆ 「東雲、裸エプロンやってよ」 「え?」 同時にイッた2人は運動しまくりでお腹が空いたと軽く食事を作ろうとしていたのだ。 2人とも裸だったがそのままキッチンに立つのも変な感じがして東雲は照哉のシャツ1枚だけを着ていた。 もちろんノーパンである。 「えー、恥ずかしいです」 「いや、今のお前も充分エロいぞ?」 ニヤニヤする照哉。 そんな照哉は裸のまま。東雲に服着ないんですか?と聞かれたら、飯食ったらまたやるから着ないと言われた。 「裸エプロンの東雲を後ろからやりたい」 「……もう!最近、性癖を言葉にしすぎですからね」 東雲は顔を紅くしながらに言う。 「いいじゃん」 照哉はキッチンに立つ東雲を後ろから抱きしめるとシャツをたくしあげた。

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