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鬼畜会長と子羊ちゃん 15話

会長がイッたと同じく、照哉も二回目の絶頂を迎えたようで前のめりになり、息を荒く吐いてグッタリしている。 会長は照哉の身体を起こし、自分の腕の中に抱き込んだ。 「二回もイッたな照哉。可愛かったぞ」 そう言うと照哉の顔を横に向け、自分の顔を斜めにしてキスをする。 何度かキスされた後にようやく、目隠しのネクタイを取られた。 つい、ドアに目が行ってしまう。 少し開いたドア。 見られてた? 全部? そう考えたら恥ずかしさで身体が熱くなる。 「ん?また締め付けてくるな照哉。まだ足りないのか?」 会長のはまだ中に挿ったまま。 「ちがっ、もうイッただろ!しつけーんだよアンタは!」 「照哉、素直になれよ。お前、気づいてないだろ?最近、俺に抱かれる度に反応してんだよ。身体が俺の味を覚えて欲しがっているんだ」 そんな筈はないと照哉は会長を睨む。 そんな照哉をフフっと笑い。会長は縛っていたネクタイも外すと上に着ていた服も脱がし全裸にする。 「に、すんだよ」 全裸にされた照哉は会長が着ていたコートに包まれた。 「この服も汚れたからな」 そう言うと照哉の中からようやく自分の陰茎を抜く。 抜かれた瞬間、声が出てしまい、照哉は誤魔化すように舌打ちをする。 「抜かれるの嫌だったか?まだ欲しいなら言え。」 「死ねよオッサン」 睨みつける照哉。 会長は服を直すと、照哉を肩に担ぎ事務所を出た。 「こら、降ろせジジイ!」 ジタバタと暴れる照哉はまるで狼に捕まったか弱い子羊。 時間通りにきた車の後部座席に照哉を押し込み、 「灯、服をくれ」 と運転席の灯に言う。 「助手席にあるよ」 灯が言う通り、助手席にSAKUMAと書かれたショッパーがあった。 それを照哉に渡す。 「アンタね、一々、服捨ててんじゃねーよ!洗えばいいだろ!」 怒る照哉に会長は、 「俺の部屋には洗濯機なんて家電はねえーし、一度着た服は着たくねーなあ」 「アンタの考えを押し付けるなよ、俺とアンタは違う」 「違わないな。お前は俺の所有物だ。俺に合わせるのが当たり前だ」 照哉は露骨に舌打ちをする。

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