｢やあ…ああっん」 生まれて初めての感触。 ヌルリとした舌は幸太の恥ずかしい場所を集中したように舐めている。 ｢や、そんな……とこ」 ブルブルと身体が震える。  恥ずかしさと快感が入り混じり身体を震わせているのだ。 ぐっと指先で割開かされるソコをユウヤが舐めているのかと思うと顔が火照って恥ずかしさで枕に顔を伏せて羞恥心に耐える。  ううっ、ユウヤさんが俺の……めっちゃ恥ずかしいよっ！ ぺちゃぺちゃ舐めていたユウヤの舌が離れ、次の瞬間、クプンッと異物混入的な感覚。 ｢ユウヤ…さんっ、やっ」 挿って来たのは指。ビクンと勝手に身体が反応した。 ｢指で慣らしてあげるから力抜いて」 ユウヤは緊張でガチガチの幸太に優しく声をかける。 ｢やっぱ……そこに挿れるん…すね？」 男子には他に穴があるわけがないので、ソコしかないよね？ ｢幸太、面白いね。大丈夫だよ、充分にほぐしてあげるからさ」 幸太の発言にユウヤはクスクスと笑う。  幸太の中にある指はゆっくりと奧まで進んで行く。  うそ……ユウヤさん。  幸太はまた恥ずかしくて枕に顔を伏せる。  指の根本まで飲み込んだ幸太のソコはヒクヒクと動き、感じているのだ分かった。 グリンと指が一回転した。  ｢ひゃあっ」 思わず声が出る。 中で、ユウヤさんの指がっ！ 幸太は何もかもが初めて。 緊張と恥ずかしさでぶっちゃけ、気持ち良いとかが分からない。 そして、ゆっくりと出し入れされる。  はうっ！ユウヤさん！ ピストン運動ってやつですか？  変な感じがする！ 指は次第に早くなり、奧を指先で刺激してきた。 ｢あっ」 つい、喘ぎ声が出てしまう幸太。 ぐちゅぐちゅと卑猥な音は早い指の動きのせいか、唾液のせいかは分からない。  ｢あっあんっ」 緊張がほぐれてきたのか快感がゆっくりと幸太の身体を支配していく。 ｢ユウヤさっ…気持ちいいっ」 思わず出た言葉。 幸太は気持ち良すぎて潤んだ瞳で振り返りユウヤを見つめる。 ｢そうか、良かった……じゃあ、指の動きに合わせて腰動かして」  ｢はいっ……んっ…はっ…あっ」 幸太は指の動きに合わせて腰を動かしながら波のように来る快楽の虜になりそうだった。 次第に指が増やされピストン運動も激しくて、幸太は恥ずかしさも忘れ可愛くて甘い声をあげている。 幸太の細い腰が動く。 しなやかに動く幸太の身体。 もう挿れたい。 幸太の中は温かくてユウヤは我慢出来なくなった。 指を抜くと、ユウヤは四つん這いの幸太の腰を両手で掴む。 ｢ユウヤ…さん？」 何が起こるかを察した幸太はまた、ユウヤの方へ視線を向ける。 ｢幸太、我慢できない…もう挿れたい。」 ユウヤは勃起してギンギンの自分のペニスを幸太の後ろへあてがう。 生暖かくて硬いものが当たり、幸太は身体を強ばらせた。  挿れたい………、ってもちろんアレをだよね？ ｢ユウヤさっ……あっ」 ユウヤの名前を呼んだ瞬間、お尻に違和感。 ググッと感じる中に挿ろうとする何か…何かはもちろんユウヤのペニスで、あたる感覚で大きさが分かる。 ｢待って、入んないっ」 幸太は急に怖くなり逃げ腰になり、前へ逃げようとするが、 ｢幸太、大丈夫だよ」 と後ろから声がして振り返った。 ｢幸太、イヤ？」 ユウヤは不安を取り除くように幸太に優しく微笑む。 ｢幸太が欲しい…だめ？」 だめ？  そう聞いて切なそうな顔に代わり、幸太はつい、 ｢だめじゃないです」 と答えた。 ｢じゃあ…ゆっくり挿れるから」 ユウヤの指先はお尻の割れ目を開き、ペニスが小さくすぼんだソコに押し付けられた。 ｢ま、待って」 その瞬間、幸太の待ったの声。 ｢やっぱりイヤ？」 ｢違います。ユウヤさんの顔が見えないから……」 幸太は振り向き、ユウヤを見つめる。 確かに初めてでバックはないよな？ ユウヤはそう思い、幸太の身体を反転させて仰向けにした。