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快楽 9話

そう、照哉が部屋に来た時に東雲がベッドで悶えていて足バタバタするものだからモロ見え。  「わあああぁ、照哉さん」 東雲は慌ててバスローブの乱れを直し、 クスクス笑う照哉を直視出来ず俯く。  顔がどうしようもなく熱い。  「東雲、耳まで真っ赤」 照哉は東雲に近づくと、顎に手を置き上を向かせた。  照れた東雲の顔は可愛い。  「お前………本当、可愛い」 照哉は軽くキスをすると持ってきた着替えを渡す。  「俺のだけど、ちゃんと新しいから」 とボクサーパンツとスエットの上下を渡す。  「本当は真っ裸で居させたいんだけどな」 なんて冗談にも東雲は可愛く反応するから堪らない。  何度も彼を抱きたくなる。  「着替えたら寝てろな?一応、病人」 そんな気持ちを飲み込んで東雲にそう言う。  「照哉さんは?」 「シーツ洗濯してくる。会長のベッドだからさ」 「あー!俺も、俺も手伝います」 東雲は忘れてた事を思い出して血の気が引く。  そうだ、あの部屋は会長の!  自分らの汗と精子で汚してしまった。  間違いなく、 こ ろ さ れ る !  「東雲は寝てろ!それに洗うのは俺じゃない。マンション内にあるクリーニング屋だよ、そこに持って行くだけ」 「じゃあ、俺が持っていきます」 「場所知らねえだろ?」 「あっ……」 そういう事で仕方なく照哉に任せた。 ******* 「薫ちゃん、何か食べる?」 灯のマンションで会長は時間を潰していた。  「いや、いいよ。用事あるから」 「そうなの?終わったらどうするの?迎えに行こうか?」 「いや、マンション帰る」  会長は上着を手に立ち上がる。  「照哉くんと恋人の邪魔しに行くの?ダメだよ」 注意する灯の頭をわしゃわしゃ撫でると会長は、 「邪魔なんてしねーよ。照哉は俺のもんだ。東雲に貸してやっただけ…………お前もさ、早くタケルに抱かれるか振られるかしねーと次進めねーぞ」 と言って出て行った。  「薫ちゃんのいじわる」 小さく呟いた声は会長には届かない。 ******* 「あっ、やっ、ユウヤさん」 幸太は着ているものは全てユウヤによって脱がされ全裸だ。 キスと愛撫で既にイキそうで、足を開かされた瞬間に思わず名前を呼んでしまった。 既に勃起して先ばしりで濡れている幸太のソレを口にくわえられる。  グポグポと出し入れをされ幸太は喘ぎ声を出す。 「やっあっ、あっ、んっ、ユウヤ……さっ」 身体が勝手にくねくねと動く。 「幸太可愛い」 ユウヤの声も遠くに聞こえているみたいで、初めての快楽に幸太はすぐに射精してしまった。 「うっ……くっ」 身体がブルッと痙攣する。 こんなに気持ち良いんだと知った。 1人エッチは何度もしたけど比べものにならない。 「はあっ……」 幸太は息を整えてユウヤを見た。  「幸太色っぽいね」 ユウヤに精子を飲まれた事に気付いて恥ずかしくて、「ごめんなさいっ」とつい、謝ってしまった。 「いいよ、幸太の可愛い姿見れちゃうんだし、何か写メりたい。」 ユウヤはおもむろにスマホを向けて写メる。  「待ち受けにしよう」 「だ、だめっ」 幸太は慌ててスマホを取り上げようとするが、スルリと交わされた。 「待ち受けにされたくなかったら四つん這いになってよ幸太」 「えっ?」 何を言われているか一瞬分からなかったが、徐々に四つん這いのポーズがどんなのか脳裏に過ぎる。 む、無理無理無理! 幸太は高速で首を振る。 「じゃあ良いんだ。待ち受けにして」 ユウヤはニヤニヤしている。 幸太は恥ずかしいのを我慢をして身体をうつ伏せにすると怖ず怖ずと膝を曲げて腰を上げた。 「おしりはもっと高く。幸太の可愛いアナルちゃんが俺に見えるように」  あ、あな……る、とかユウヤさんっ!  恥ずかしくて火が出そうってきっとこんな感じ! 幸太はお尻を高く上げた。 ほんの数秒とかなんだろうけど幸太には何分もの時間に感じて、長い時間お尻をユウヤに見られている羞恥心で死ねる!そう思った。 息がかかるのを感じた。 うそっ、 ユウヤさんがお尻の近くに!  恥ずかしくて死にそうだけど、少し顔を後ろに向けると、  それは同時だった。  ペロリっ、  生暖かいヌメリがあるものかお尻の割れ目を舐めたのだ。

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