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最強鬼畜会長
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洗濯機にシーツを放り込み部屋へ戻って来た照哉。
ふと、部屋近くで見慣れた背中を見つけた。
チッ、 思わず舌打ち。
見慣れた背中は会長で後ろの照哉に気付いたのか振り返った。
「嫌そうな顔しやがって」
「すいません、正直者で」
露骨に嫌な顔してしまった自分に笑いが出そうだ。
「何か、妙に色っぽいな。東雲とヤッたんだな」
会長は照哉に近づき腰に手を回す。
「アンタに関係ないでしょ?」
照哉は回された手を退かそうとするが、会長の動きの方が一歩早く、照哉は腕の中に抱き込まれた。
「ちょ、はーなーせ」
身体全体で拒否するが力強い会長の腕から逃れられない。
そのまま顔が近付いてくるのを避けるように顔を背け、
「廊下で盛るな!誰かに見られるだろ」
と怒鳴る。
「部屋なら良いのか照哉?」
「アホかどこでもダメに決まってるだろ!」
「この階は俺以外住んでない。安心しろ」
会長はまた顔を近付けてくる。
「やめろってば!」
「拒否するな、折角、東雲と2人っきりにしてやったんだ。お前らの邪魔しても良かったんだぜ?」
会長はニヤリと笑う。
「ふざけんな」
「キスで我慢してやるんだ。それともこのまま東雲の前でお前とセックスしてもいいんだぜ?」
照哉はピクンと反応する。
「ここでキスされるのと東雲の前で抱かれるのと選ばせてやるよ」
チッ、 照哉は舌打ちをした。
「俺損じゃん」
「だな、俺得だ。ほら、選ばせてやる」
会長は余裕な笑みで照哉を見ている。
「くそ、変態じじい!キスでも何でもしろよ」
照哉は捨て台詞を吐く。
会長はニヤリと笑うと、
「じゃあ、口移しでコーヒー飲ませて貰おうかな?」
ポケットから缶コーヒーを出す。
「マジで変態じじい」
照哉はそれを受け取るとリングプルを指で押し開け、コーヒーを口の中へ入れると、 そのまま顔を傾け、会長の唇へと自分の唇を押し付けた。
薄く開く会長の口内へコーヒーを移す。
照哉が唇を離すと、
「じゃあ、俺の番……」
会長はコーヒーを口に含み照哉の唇へと押し当て、コーヒーと一緒に舌も挿入させた。
「んっ…」
抵抗なんて無駄だと知っている照哉はゴクンとコーヒーを飲み、絡んでくる舌を嫌々ながら受け入れる。
唇が離れると会長はまたコーヒーを口に入れ、照哉へと飲ませていく。
すっかり飲み干した頃には照哉は壁側に押しつけられていた。
「照哉、俺の首筋に両手を回せ」
「何で?嫌だよ!」
「キスって抱き合いながらするもんだろ?」
会長は邪魔は空の缶を床に置き、照哉の背中に両手を回し抱きしめる。
「何やってる、両手回せ」
チッと舌打ちをして面倒くさそうに照哉は両手を会長の首筋へと回した。
「良い子だ」
会長はそういうと照哉へ口づけを交わす。
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「あんっ、あっ、あっ、」
幸太の喘ぎ声と一緒にギシギシとベッドがきしむ。
体位がバックへと変えられ、幸太は後ろから激しく突かれている。
初めの射精から幸太はもう3回も射精していて、壊れそうな勢い。
「もう……だめっ……俺、こわれそう……あっ、」
ユウヤはそういう幸太の腰を持ち激しく揺さぶる。
奧まで一気に突かれ幸太はビクンと痙攣をする。
「幸太、一緒にいこう…」
ユウヤもいきそうなのか荒く息を吐きながら腰を激しく動かす。
「んっ、あっ……はあっきて、ユウヤさん」
「中、出すぞ」
「んっ」
幸太が頷くとユウヤはぐっと力を入れて奧までモノを入れると彼の中へ射精した。
そして、シーツを汚して幸太も果てる。
「はあっ……やべえ、すげえいい。幸太……すげえ気持ちいい」
ユウヤは後ろから幸太を抱きしめる。
ハアハアと互いに息を切らし、ユウヤが幸太から抜くと白い液体が小さい彼の穴から流れ出た。
「幸太、やらしいっ」
自分が出した精液を後ろから垂れ流し、息を荒くベッドへと横たわる幸太は妙に色っぽい。
幸太は仰向けになるとユウヤへ両手を伸ばす。
ユウヤもそれに応えるように幸太をギュッと抱きしめた。
「ユウヤさん」
「ん?」
「好きです」
耳元で囁かれる幸太の言葉。
ユウヤは抱き締める腕に力を込めて、
「うん。俺も好き」
と返した。
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