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眠れない夜、ひとり
「………は………っ…」
全身を苛む甘い熱。
しなやかな指が肌の上を滑る度、魚のように体が跳ねる。
チュッ。
胸の飾りを啄まれ。
チュ…。
もう片方も愛でられる。
「あ……っ、ぁあ………あ…っ」
くちゅ…。
「う……、…………っふ…、ああ…っ」
長くて力強い指が花芯を包み、更なる高みへ追い込み。
しなやかな指は花筒を穿ち、狂気にも似た快楽へと誘う。
蕩けて。
啼かされて。
熱い吐息を零す口と、蕩ける花筒の両方で伴侶の雄刀を包み込む。
「玲……、忍……」
淫らなケダモノになった二人に、思うさま白蜜をたっぷりと注がれて。
濃密な愛撫に身も心も蕩ける悦び…。
心の奥底まで穿たれた虚無を満たす愛に、瑠維は空へと昇る心地を覚えた。
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