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かくり。
…………ビクンッ!!
「………は………………ッ!!」
極上の快楽から、一気に奈落の底へ落とされた。
「ゆ…………………め………?」
二人の息遣いも、甘い囁きも、全て夢だったというのか?
熱を帯びた肌が重なった感触すらも。
「…………………っふ……っ」
あと少しで白蜜を放つばかりだった体が、急激に冷めてゆく。
だが、肌は冷めても体の芯はズクズクと疼いたままだ。
夢で二人に啼かされてるなど、なんて自分は淫らで浅ましい生き物なのだろう。
こぼれ落ちた涙を拭い、瑠維はベッドから降りた。
シャワーを浴びでもしなければ、いつまでも体が疼きそうな気がしたから…。
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