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「とりあえず、瑠維が思い詰めてるような状況じゃないのは確かだ。  だけど、お互い極限の禁断症状なんだから、いきなり三人を同じ部屋に放り込むのも危険だよ、荊櫻」 「日程を繰り上げたり出来るのは、玲の方が都合をつけやすい。  こっちは私が引き受けるから、お前も忍の日程を調整しろ。  出張や交渉は、出来るだけ振り分けたり出来るだろ?」  荊櫻の言葉に、璃音が頷いた。 「任せて。  気付かれないように、少しずつ動かすから。  ああ、一応お仕置きもしなきゃね…。  ふふ…」 「お前も中々やるようになったな」 「そりゃ、お母さんの息子ですから」  クスクス笑う二人に、晶は引き攣った笑みしか出来ないでいる。  水上親子の悪巧みは、着々と進行しつつあった。  取り敢えず、四人の弟妹と荊櫻が施したサイコダイブにより瑠維は精神崩壊は免れた。  だが。  強烈な禁断症状での疲労も重症と判断された為、休養している瑠維を晶に任せ、母と息子は綿密に計画を練る事にしたのだった。

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