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長い間の後、荊櫻が漸く言葉を口にした。
「わかった。
その気持ち、生涯忘れるな。
私が腹を痛めて産んだ、大事な長男坊だからな。
魂まで溶け合うくらい、深く愛し抜いてやってくれ…。
ああ、瑠維は奥の部屋で休ませてる。
動けるようなら、顔を見せるといい」
静かに言い置くと、部屋を出て行った。
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