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何度も体を貫いた衝動と快楽の余韻に、三人はゆらりとたゆたう。
仰向けに横たわる瑠維の両手は、玲と忍がこめかみや頬に唇を落しながら、それぞれ握っている。
優しく指を絡め、包み込むように。
お互いの愛を重ねて。
それはきっと…。
生涯、いや、永遠に変わらずに積み重ねていくのだ。
雪が降り積もるように。
瑠維が作ったベリーのケーキのように…。
- おしまい -
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