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「時間、ないんだっけ?」
「ぅあっ!!」
そう言いながらこいつはわざといきなりオレのアナに指を入れてくる。
「いっ…て…」
解れるどころか、ローションも使わない内からナカを弄られてその痛みに反射的に涙が滲む。
くっそ…
痛いくらいに張りつめていたアソコも、その衝撃で萎えちまった。
「泣き顔、見たくて」
薄い唇にわずかな笑みを乗せて笑うと、指先をナカでくにくにと動かし始める。
「…っ…ぅ…見たくてじゃ…ね、だろっ」
まだ固いオレのソコは指一本でもきつくて苦しいくらいで…こいつもそれを分かっていながら、わざと何もつけずに弄りだす。
「ぃ…っぃたっ…」
滲んできた涙をあいつに見られたくて、ざらざらとしたマットに顔を擦りつけていると、するりともう片方の手が前へと回って萎えたオレの分身を包み込んだ。
「このまま、突っ込むのもあり?」
「っねぇ!!」
「一宏が、涙を拭くから」
あっさりとオレのせいにして、オレのナニを握った手をゆるゆると動かし始める。
「でも、ローションなしでもイケるんじゃないか?一宏のココ、俺のを咥えるの好きだし」
「好きじゃ…ね……」
一定のリズムで扱かれ、萎えていたモノに熱い血が滾るのが分かる。
巧みに下から先端に指を滑らせながら、括れに指を引っ掻けるようにされると腰が思わず揺れた。
「俺の、嫌い?」
「……きら…、嫌いなんて…言ってねぇし………っ…」
集まる血の感覚に耐えるために膝を擦り合わせようとしたが、意地悪く足の間に入れられたあいつの膝のせいで邪魔された。
じり、じりと確実に追いつめて行く手の動きは、けれど焦らすように一番感じる先端は触ってはくれない。
からかうようにナカのしこりを指が掠めた。
「…はぁっう!……はぁ…」
「感じすぎ」
「ん…っ…も、い、ぃ……」
「何が、いいの?」
ぐちぐちと入口を細かくかき回されると、むず痒い様な感覚が背骨を伝って駆けあがってくる。
瞼の裏が白く思えるまできつく瞑り、もっと刺激が欲しくてその指に内壁を擦り付けるように腰を動かした。
握られ、扱かれ続ける先からは透明な汁がマットへと垂れ、ぱたりと音を響かせ、それを追うようににちゃりにちゃりと皮が動く音が体を伝って耳を犯した。
正直、痛みなんてどうでも良くて、早くナカにこいつのを感じたかった。
でも、強請るのは…抵抗があって…
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