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「ィ…イって……イきた…あ、ぁ…」
「もう?」
背後から圧し掛かり、底意地の悪い顔がオレの視界の端を掠める。
べろりと涙を舐められ、その感触だけで背中がしなった。
「っ、ふぁっ!」
「入れていい?」
「ぅ…」
本気で了承を取る気なんかないんだろうに…いちいちこいつは聞いてくる。
太腿に感じる固い感触は、こいつがオレのこんな姿を見て感じてくれているってことで…しっかりとした熱と固さで、同じ男ならわかる。
こいつも限界なんだろうなってことが…
「お、…く、奥……ン…欲し……、ぁ、…」
ナカを掻きまわしていた指が抜かれてその衝撃と空虚感に体が震える。
「顔、見せて」
そんなオレのナニを掴んだまま、器用にオレの体をひっくり返すと片足を強く折り曲げてきた。
つられて上がったオレの奥の奥が、あいつの目に晒されて…
「欲しい?」
「くっ…」
「ここ、入れてくれってパクパクしてる」
「うるさい」と返そうとしたものの、その声はこの辛い体勢で圧迫される腹からは掠れ程しか出てこない。
「一宏のは、綺麗だな」
「っ…」
「ピンクで…皺もしっかり入ってて…感触も抜群だ。しっとりしてて、いやらしく俺のを咥わえこんで絡みついてくる、ナカの方はもっと濃いピンクで…ヒクヒクしてる」
自分の、性器として扱っている部分を事細かく説明され、顔に血が集まる。
どれだけこいつがオレのその部分を見ているか…見られているかを知らされて、恥ずかしいなんてもんじゃない。
耳まで真っ赤になったのか、耳のすぐそばに心臓が移動してきたんじゃなかろうかと思うくらいにバクバクと鼓膜が震える。
「やっ…」
耳を塞ぎたくても両手は使えず、まっすぐにこちらを見る視線から逃げるすべも避けるすべもなかった。
恥ずかしさで涙が滲んだ視界の中、あいつが笑う。
にっこりとか、満面の…なんて言葉とは程遠い薄い笑い方だけど…
どくん
…て、
それを見る度にオレの心臓が跳ねる。
「見…んな。……も……来いよ…」
恥ずかしくて恥ずかしくて…言いたくなかった言葉を口にすると、オレの尻の間に熱い塊が当たった。
それだけで、じん…と痺れてしまいそうな熱量。
僅かな先走りが触れた部分がひんやりとする。
期待で…オレのナカがきゅうと縮み上がる。
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