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 来る… 「は……んん……」  できるだけ力を抜くようにして受け入れる。  カリがぐっと押し入り、一番太さのある部分が埋め込まれる瞬間に何とも言えない苦しさに喘いだ。  苦…し…  唇に力を入れ、漏れそうになる声を飲み込む。 「声…聴きたい」 「…く…っ」  自分の体温とは全く違う熱さがナカに侵入してくる。  ゆっくり、ゆっくり、一気に入れたいのを我慢して、オレのソコが裂けないようにしているのを…知っている。 「っ…入った……動くからな」 「あっ!!」  雁首さえ入ってしまえば、後はずぶりと一気に奥へと押し入ってきて、どっと押し寄せてきた圧迫感が内臓を押し上げる。  じゅぷ、じゅぷ、…と腰を押し付けるリズムに合わせて濡れた音が倉庫の中に木霊してオレの聴覚を奪う。 「ふ…ぅ…ふ、っ、う……」  ごり…とナカのいいところがナニで擦れてびりびりする快感がせり上がる。  けれど、こいつはしつこくオレのモノを握っていやがるから… 「あ、ん…っん…っ……はな…せ、っ…」  下半身をぐるぐると回る熱に浮かされて腰を振り、水の溜まった目で睨みつける。 「可愛い」  荒くなり始めた呼吸の下から、こいつはいつもそんな冗談を言う。  オレが嫌がるのを知ってて…  オレがそんな可愛い筈ないってのを分かってるのに… 「はぁっ…、あぁっ!ぁん、ん、っ……も、イくっ!っ…」  涙で滲んだ視界が真っ白になって、訳の分からない火花がちりちりと脳を焼いた。 「イっ……―――――――っっ!!」  オレの声にあいつが手を放した瞬間、ぴっと白い液が飛び出してオレの腹や胸だけじゃなくて首元までたくし上げられていた赤いシャツにまで飛び散った。  ぱたぱた…と残滓が幾度かに分かれて飛び出した後も、オレの体の痙攣は続いていて… 「俺も、イく」  オレに言わせると、軽く眉をしかめただけの全く余裕の表情で、射精後のまだ余韻の残るオレのアナをズボズボと容赦なく犯す。 「ひっ!いまっ…っいまっ動っ、ぁんっ…」  がくがくと揺らされるその振動も、まだ熱を保ったままナカで暴れ狂うナニも…今のオレには刺激が強すぎて… 「…っあ!あ、ぁっ…」  内臓を持っていきそうな勢いで引き抜いて最奥を突くを繰り返すソレに内壁が絡みつくのが分かる。 「んっぁ…っ……ああっ」  どんっと強く突かれた瞬間、あいつの体がぎゅっと硬直した。  …オレの奥に…熱い感触が残った。

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