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この恋はアウトレット 4
「うぇぇぇぇ……いつですかぁいつになったらおれの処女もらってくれるんですかぁ!」
「しかたねぇだろ、金ねぇんだから」
「もうおれの極太チ〇コでいいじゃないですかぁ!ちゃんと処女開発プログラムもお試し版が入ってますし!」
「やだよっお試しで尻開発されるの怖ぇよ!」
「おれ絶対うまいですって!」
「うるせぇ童貞っ」
「じゃあせめて非処女にしてくださいよぉ!」
「入るケツ穴用意してから言え!」
「買ってくださいよぉぉぉぉぉ」
「金が、ないっ!」
何せ疑似精液だけでも結構かかるって言うのに、ちょっと目を離すとこいつはそれを垂れ流すんだから!
一度補給しなかったら「射精管理ですか⁉」ってわんわん泣かれたし、似たようなモノで代用できるかって思ったらフィルターだかパイプだか詰まらせて尿道の掃除をする羽目になったし。
「おれ早くご主人様とヤリたいですぅ」
涙目でこちらを見上げられてもどうしようもない。
もともと金はないってわかってるのに、それを押して買ったんだから。
「ご主人さまぁ」
むさくるしい、ちょっと気弱そうな大男で、華奢で小さくて可愛らしい女の子が好みのオレからしたらまったく正反対のはずなのに、小さく背を丸めてちらちらとこちらを窺うような目にオレは逆らえない。
「またお店見てくるから……泣くなよ」
ごしごしと乱暴に頬を拭ってやると、さっきまでエロいことに耽っていたなんて欠片も感じさせないようなへにゃりとした締まらない笑みが返る。
どこをどう見ても可愛くない。
大男だし、
イケメンじゃないし、
ごついし、
なんなら一人で盛大に盛ってる姿はキモ……いや、うん。
それから金がかかってしょうがないし、ケツも狙われ続けてるけど。
「ご主人様?」
「なんでもねぇよ」
まぁでも、
それでも、
一目惚れなんだからしょうがない……か。
END.
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