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張り出した切っ先が。
浮き上がった血管が。
瑠維の中を擦りあげながら最奥へと突き抜けた。
その衝撃は、背筋だけでなく脳髄まで駆け上がる。
「あ………………、あ………………………っ」
全身を痙攣させた瑠維の花筒が、ひくつきながら雄刀を締め付ける。
「お前、ドライで達ったろ…」
クスクス笑いながら、瑠維が口づけを落とす。
「ん……っ、んん…っ」
夢中で伴侶の唇を啄み、角度を変えて舌を誘い出した。
小さな舌を軽く噛まれ、達きっぱなしの体が揺れる。
ヒクヒクと蠢きながらキュウと締め付ける鞘の中で、雄刀が硬く張り詰めていく。
「あう………っ、……んっ」
ゆるゆると揺らす腰に、瑠維の中の反応が止まらない。
穿つ為に花びらが散った両足を肩の方へ押しやり、膝の裏を内肘に引っ掛けると、打ち込まれた角度が変わって更に甘い吐息が零れた。
「………………っふ…、…………は…ぁん…っ」
華奢な体を苛むのは、もはや圧迫感や苦しみではない。
底の見えない快楽だと悟り、玲は雄刀を半分まで引き抜いて一気に突き上げた。
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