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ぐぐ…。
硬く大きく張り出した先が、ゆっくりと鞘へ包まれる。
熱く蕩けた粘膜がヒクヒクと震えながら奥へと引き込もうと蠢く。
「あ…っ、…………………っふ…」
「キツいんだろ?
無理しなくていいから、息を整えな…」
サワサワと髪を指で梳いてやると、苦しい筈なのに笑みを浮かべて口元を綻ばせる。
そんな健気さに負け、玲は額やこめかみに口づけを落とした。
チュ。
「んっ」
チュ。
「………んふ……」
右手で押さえた口から、あえかな声がこぼれて劣情をそそる。
「つるぺたな体なのに、エロ過ぎだよお前」
クチュ。
「あ………、ん……っ」
堪らずに塞いだ唇は、どこまでも甘い。
舌を捩じ込んで唇を割り開き、敏感な口腔内を蹂躙したくなる。
腕が伸ばされて、瑠維の手が玲の髪をグシャグシャと乱した。
「……れい…ぃ…。 ん………っ」
小さな舌が玲の舌を誘い込む。
「く…………っ」
掠れ気味な声が耳を擽り、情が膨れあがり。
ズンッ。
「ひあああああ……ッ!!」
最奥めがけて楔が一気に打ち込まれた。
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