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玲×瑠維 後日談

 折衝を終えた忍が沢山のお土産を抱えて帰ってきた。 「ただいま」 「おかえり」  食事の用意を済ませた瑠維が、エプロンで手を拭きながら駆け寄る。 「……………………………………………………………………………………………………ほぅ?」  まじまじと瑠維を見詰める忍が、うっそりと笑った。 「へ?」 「玲、お前、かなりがっついただろう」 「ん?  ああ。  見事にエロい萌え猫だったんでなぁ…。  二日連チャンで、がっつり喰わせて貰ったぜ。  ふっふっふ…」 「成る程。  首筋の噛み傷もか」 「ああ」  ニヤリと笑う忍に玲も咽を鳴らして応えた。 「見事にエロい猫だ。  渡航の疲れも仕事の煩わしさも、全部忘れさせてくれそうだ…」 「へ…?」  チュクッ。 「ん? んんんっ、んうう…っ!!」  深く重なる口づけに、一気に腰が砕けた。

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