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「……、……っ」 口をパクパクさせる瑠維の額に、玲は優しく口づけ落とす。 「俺にとってお前の存在ってのは、もう無くてはならないものなんだ。 それこそ、取り上げられでもしたら生きていけねぇ。 それだけ惚れさせたんだから、きっちり責任取ってくれよ?」 チュ。 「……………っ」 ウイークデーでほぼ貸し切り状態とはいえ、全く無人という訳ではない。 なのに玲はとんでもない殺し文句を幾つも投下してくる。 内弁慶な部分のある瑠維にとっては、どうリアクションしたらいいのか分からないのだ。

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