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チュ。
「力を抜きな…」
「うん…っ」
労るような口づけを一つ落とし、瑠維の体勢が整うのを待つ。
「惚れた弱みっつーけど、本ッ当に勝てねぇ…。
お前、鬼から魅了眼まで貰ってんじゃねえの?」
「………?」
「いや、何でもねぇ…。
いっぱい蕩かすから、もう泣くな」
はくり。
「…んあっ」
首筋を甘く噛まれ。
…そろり。
「んんん…っ」
優しく舌が這う。
一族の者たちがする求愛の甘噛みに華奢な体がしなり。
熱く蕩けた襞を掻き分けて、玲の楔が最奥へと突き入れられた。
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