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11、陛下に挨拶

陛下が座られた後、一人ずつ用意 した物を内官に渡していく。 「諒治さん、諒さん、ご出席 ありがとうございます。品物は こちらの机に置いて下さい」 諒は内官の顔を見て驚いた。 陛下の近くに将がいたからだ。 それは内官の中でも位が 一番高いということを示している。 全員が置いた後、将内官と共に 陛下が品物を順に確認していく。 しかし、ある物を見て2人の足が止まる。 それは諒が造った物だった。 陛下は品物を持ちながら、諒のいる 場所へ向かう。諒達は急いで立ち 陛下に挨拶をした。 「陛下に挨拶いたし・・」 「堅苦しい挨拶はしなくてもよい。 それより、これはそなたが 造ったのか?」 「は、はい。鳳凰を想像しなが 刺繍しました。民としてこの国の 安泰を願っていると、伝えた かったのです」 将内官から諒の話は聞いていたが 成人前でこのような刺繍ができる と思わなかった。また、造った 動機もしっかりとしたもので 更に驚く。 「綺麗な生地と刺繍は見事だ。 将内官、この2人に銀30枚を」 「はい、陛下」 陛下に諒治に銀30枚の入った箱を 渡した。周りいる人の視線が 2人に集まる。 このような褒美を受け取ることは 出来ないと、断ろうとするも 陛下のお気持ちを害すると思い 受け取ることにした。

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