18 / 27

第三章・4

「んあぁ、あ! お兄ちゃん、おっきい! 僕、壊れちゃいそう!」 「え? だ、大丈夫なのか?」 「ぅんッ。止めちゃ、ヤだ。もっと奥まで、挿れてぇえ……」  一瞬どきりとしたが、絵夢はセクソイドなのだ。  挿入の衝撃で、壊れることはないだろう。  それでも万が一のことを考えて、潮は慎重に腰を進めた。 「んぁあ。こんなトコまで挿入っちゃったぁ」 「絵夢、動いても平気か?」 「うん、来て」  出来るだけ、ていねいに。  それを見失わないようにしながら、潮は腰を穿った。  なにせ相手は精密機器なのだ。 (振動とか、大丈夫なのかな)  しかし絵夢は、そんな潮の心配をよそに、いい声で喘いでいる。 「ん、ヤぁっ! ダメッ、こんな……おっきいの……っあん……あ!」  その声を聴いていると、快感で頭が痺れて来る。  絵夢の内も、素敵に気持ちが悦かった。 (な、ナカ、うねって……。絡みついて……。蕩けるッ!) 「え、絵夢。気持ち悦いか!?」 「あぁんん! お兄ちゃん、長いから……ッ! 奥のいいトコに当たって、気持ち悦いぃ!」  その声に、潮は脳天まで貫かれた。

ともだちにシェアしよう!