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第三章・4
「んあぁ、あ! お兄ちゃん、おっきい! 僕、壊れちゃいそう!」
「え? だ、大丈夫なのか?」
「ぅんッ。止めちゃ、ヤだ。もっと奥まで、挿れてぇえ……」
一瞬どきりとしたが、絵夢はセクソイドなのだ。
挿入の衝撃で、壊れることはないだろう。
それでも万が一のことを考えて、潮は慎重に腰を進めた。
「んぁあ。こんなトコまで挿入っちゃったぁ」
「絵夢、動いても平気か?」
「うん、来て」
出来るだけ、ていねいに。
それを見失わないようにしながら、潮は腰を穿った。
なにせ相手は精密機器なのだ。
(振動とか、大丈夫なのかな)
しかし絵夢は、そんな潮の心配をよそに、いい声で喘いでいる。
「ん、ヤぁっ! ダメッ、こんな……おっきいの……っあん……あ!」
その声を聴いていると、快感で頭が痺れて来る。
絵夢の内も、素敵に気持ちが悦かった。
(な、ナカ、うねって……。絡みついて……。蕩けるッ!)
「え、絵夢。気持ち悦いか!?」
「あぁんん! お兄ちゃん、長いから……ッ! 奥のいいトコに当たって、気持ち悦いぃ!」
その声に、潮は脳天まで貫かれた。
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