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第三章・6

「もう果ててしまったのか? 素直な身体だ」  動くぞ、と征生は果てて細かく震える楓に構わず腰を穿ち始めた。  丁寧に、ねっとりと。  抜かれると、ゾクゾクして声が抑えられない。  奥に挿れられるたびに、軽くイッてしまう。 「うぅ、ふぅッ! はぁ、はぁ、あぁ、あ!」 (征生さんの、おっきいから……。お腹の中、抉られてるぅう!) 「ひぁ、あ! んあぁあ!」  初めて見る楓の姿に、征生は眼の眩むような歓びを感じていた。 「いつも真面目な先生の、こんな姿が拝めるとはね」 「ヤぁ……、言わない、でえぇ……」 「清楚で優しく、おとなしい人だと思っていたが。人は見かけによらないな」  ぱぁん、と征生は激しく腰を叩きつけた。 「ヤぁあ! あッ、あ! お、奥にッ!」 「奥に欲しいのかい? いいよ。たっぷり味わって」  一転して、征生は速く激しく腰を使い始めた。 「あっ、あッ、あ! ん、はぁ、あ!」 (もう、もう……ダメぇ……)  身体が、少しずつ征生さんの形に馴染んでいく。 (もう……、イきすぎて……。解んなくなって……) 「さぁ、受け取ってくれ。楓」 「はっ、あ! んぅあぁああ!」  征生の熱い滾りが、楓の内に迸った。

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