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第2章 第8話(※)side.麻斗

〜side.麻斗(あさと)〜 「美味しそう」 舌で何度か環生(たまき)の舌の先端を突っついて、慣れた頃にゆっくりと舌を絡めていく。 「ん…はぁん…」 すぐに環生の唇から甘い吐息がこぼれ出す。 さっきまで可愛らしい雰囲気だったのに、舌に触れたあたりから、急に大人びた色っぽい表情をするようになった。 秀臣(ひでおみ)は環生の透き通るようなうなじに、柊吾(しゅうご)は環生の淡く色づいた胸の先にキスをした。 感じてビクッとなる素直な体。 「気持ちいい?」 「うん…気持ちよくてふわふわする///」 「よかった」 結構感度もよさそうだから、たっぷり気持ちよくしてあげたい。 ほっそりした首筋や、キスマークをつけたくなるほど真っ白な鎖骨にもたくさん口づけをした。 「環生のココ、もうびしょ濡れだな。キスだけでこんなんなってて、3人も相手できるのかよ」 柊吾は透明な雫で濡れた環生自身の先端をゆっくり撫で始めた。 「で、できるよ///柊吾の意地悪」 ちょっと頰を膨らませる環生に笑いかける柊吾の優しい瞳。 いつの間にそんな優しい顔をするようになったんだろう。 仕事ぶりが気に入らない、口の利き方に品がない…半ば八つ当たりに近い理由で、最近は雇った家政夫を片っ端から追い出してしまっていた柊吾。 環生を雇う時もいい顔をしなかったけど、今はずいぶんと打ち解けた様子。 環生が柊吾の全てを受け入れて包み込んでくれたから。 柊吾の繊細な心に寄り添ってくれたから。 柊吾は環生の胸の先を丁寧に舐めながら、可愛い環生の性器を握りこんだ。 「ぁ…はぁ……柊吾…」 柊吾が扱く度にクチュ…クチュ…と、響くとろみのある水音。 うっとりした表情でされるがままになっていた環生も、だんだん積極的になってくる。 「俺も触りたい…。舐めたい…」 「いいよ、そんな事しなくて。環生はただ俺たちに愛されて、この時間を楽しんでいればいいんだよ」 環生に手コキやフェラをさせる気なんてなかった。 3人にするには大変だろうし、俺たちの愛撫を全身で感じる事に集中して欲しかった。 「俺…皆と一緒に気持ちよくなりたい。自分だけしてもらうと、遠慮しちゃって逆に楽しめないと思う…。上手にできないかも知れないけど、俺もしたい」 俺たちに奉仕させてお姫様気分でいればいいのに、可愛い子。 そういうところが俺たちの心をつかんで離さない。 どうする…?と、伺うように秀臣の方を見ると、少し困った顔をしながらも小さくうなずいた。 「無理だけはしないって約束できる?」 俺が声をかけると、環生は嬉しそうな顔をしてうなずいた。

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