「お父さん、今夜は桝屋の大旦那が、来られるから、ああっ、堪忍して」 　アイツの真っ白な尻が割開かれる。 　いやらしい穴が割開かれる。 　旦那が舌でたっぷり濡らした穴が。 　旦那のデカい逸物が、そこにゆっくりと入っていく。 　あんなにデカいもんをアイツのそこがくわえ込んでいく様子は淫靡で、オレは思わず唾を飲む。 　旦那は薄く笑う。 　年こそ、もう50近いが、旦那は客で来る名のある歌舞伎役者の方々に負けない位の男ぶりと、佇まいがある。 　うちの遊女達も、こっそり自分達もお相手されたいものだと言い合っている位だ。 　こんなに卑猥な場面でなければ、その表情はさぞかし絵になっただろう。 　「大旦那が来られる前にはお前を綺麗にしておくさ。ここのにぶちまける私のモノも掻き出してやろう。大旦那がほぐす手間も省けるさ」　 　旦那はゆっくり腰を回し始めた。 　「お父さん、許して、許してぇ・・・」 　アイツが泣き叫ぶ。 　旦那が、アイツの乳を吸う。 　旦那が散々ねぶったそこはぷっくりと膨らんでおた。 　真っ白な肌に二つ淡く色付く、そこのいやらしさ。 　オレは凝視してしまう。 　女は抱いてる。 　同じ色町の女に手を出すのは御法度だ、それにおれは女を買うのは嫌だ。 　母親も遊女だったし、遊郭育ちだ。なんとなく、嫌だ。 　母親や姉妹としてるみてぇだ。　 　だから、町の好き者の後家さんとねんごろになっている。 　でも、色っぽい後家さんの豊かな胸よりも、こいつの平らな胸のいやらしさはなんだ。 　コイツの身支度などは、なまじ男なだけに女衆にもさせられず、おれがしてきたわけで、コイツの裸も、情事の後もおれは見てきた。 　いつも、立っちまうのは仕方ない。 　だから男の口がそこを吸っている姿には煽られてしまった。 　 　コイツに自分のモノがあまりに反応しちまうので、一度綺麗な男の子を口説いてみたことはある。 　結果はどうにも上手くいかなかった。 　アイツは兄弟みてぇなもんだけど、おれのアソコはいつでも反応しちまう。 　可哀想に思っているのに。 　今だって。 　おれに見られているから、アイツは泣きじゃくる。 　しかし、そのうち、声に甘さが混じり始める。 　ああ、いい、ああ 　アイツは喘ぎ始める。 　 　もっと吸って。 　アイツは旦那の頭をかかえて、喘ぐ。 　　 　「ほら、もうどうでもよくなった。可哀想に。感じてしまうからな。遊女として生きていくためには、何にも感じなくなるか、誰でも感じるかのどちらかしかないからね。まあ、私がそうしたんだが」 　旦那はオレに言う。 　オレは目を背けることを許されない。 　折檻だ。 　オレとアイツへの。 　オレにはアイツとの距離を考えろと。 　アイツには、お前は自分のモノだと教えこむための。 　やはり旦那はどうかしてる。 　恥ずかしめの折檻は、遊郭では良くあることだ。 　身体を痛めないし、思い知らせるためにもいい。 　でもこれは違う。 　オレはアイツを哀れに思いながらも、自分のモノを立ち上がらせ、息を荒げ、凝視してしまうことをどうすることも出来なかった。 　 　「ほら、吸ってやろう」 　音をたてて、アイツの乳を吸い、旦那はそこに歯を立てる。 　ああ、いい、お父さん、もっとぉ 　 　アイツは旦那の髪をかき乱す。 　旦那は笑いながら、あいつを犯す。 　突き上げ、なぶる。 　あいつは尻をふってそれを受け入れる。 　 　ああ、いい、お父さん、いい 　これいいっ 　あいつがよがる。 　 　「お前は私のモノだ」 　旦那が激しく突き上げる。 　ああ、お父さん、もっと 　あいつが泣きじゃくる。 　 　「私のモノだ！！」 　旦那が怒鳴り、突き上げは激しさをます。 　お父さんだけ、 　お父さんだけ 　アイツは背をそらしながら叫ぶ。 　こんな折檻おかしい 　これは商品にすることじゃない。 　旦那は本当にどうかしている。 　 旦那は完全にいかれている。