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第2話

俺、佐々木尚也ささき なおやは、都内のT大学に通う3年だ。歴史学の講義が終わった後、俺の隣に座っている高校時代からの友人、加藤庸介かとうようすけと、先ほどの講義の内容について大学構内にあるカフェテラスで雑談しながら話をしていた。 カフェで庸介と話をしていたら、いつものように、庸介のファンと思わしく女性たちが、さっきからちらちらこちらを見ている。 「なぁ、庸介・・・。俺、周りの女子からの視線がすごい痛いんだけど・・・。」 「あぁ、ワリィ。んじゃー俺、先に行くわ。」 「庸介、お前、本当にモテモテだよなぁ。」 「もう、慣れたさ・・・。あ、でも蛇沢教授ほどじゃないけどなwwんじゃ、また明日な。」 俺は、どこにでもいそうな、平凡スペックの顔立ちをしている。身長は、170センチあるものの、この顔のせいか、いまだに彼女ができたことは無い。それに比べて庸介は、見た目もいいせいか、本当に女子にモテモテだ。 庸介がカフェテラスから居なくなった後、俺は残ってるコーヒーを飲みながらのんびり過ごしていた。 今日の蛇沢教授の話を思い出して、この伝説に興味をもちはじめていた。 「ヤット、ミツケタ」 なにか聞こえたようなするが、気のせいだと思う。コーヒーを飲み終えて、俺も帰宅した。

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